APEC貿易相会合閉幕 TPP追い風も議論不発
ペルー南部アレキパで開催されたAPEC貿易相会合で記念写真に納まる各国出席者=17日(共同)
ペルーで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易相会合は18日(日本時間19日)、参加する21カ国・地域に巨大な自由貿易圏をどのようにつくるかの議論で大きな進展がないまま閉幕した。このうち12カ国による環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の署名が2月に実現する追い風があったが、大きなうねりにつながらず前途は多難だ。
APECが志向するアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)は質が高く包括的な協定を目指しており、方向性はTPPと合致する。日米など主要国が入っている点でも、今後の議論を後押しすることが期待されていた。
しかし、中国などが想定する関税撤廃の割合などは、TPPに比べて低い水準にとどまる。
地域の自由貿易圏づくりに向けては、東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国に日中韓などを加えた計16カ国による東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉も進む。
今回の会合ではFTAAPの目標期限や具体的な内容はもとより、どの経済連携を軸に貿易圏を実現しようかという議論すら不十分で、盛り上がりを欠いた。(アレキパ=ペルー南部 共同)
関連記事