インドネシアの港湾整備事業 日本受注へ きょう首脳会談で表明

 

 インドネシアの複数の政府当局者は26日、同国最大級となるジャワ島の港湾の整備事業を日本に要請する方針を明らかにした。主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に合わせ27日に開催予定の安倍晋三首相との会談で、インドネシアのジョコ大統領が正式に表明する。昨年の高速鉄道の受注競争で中国に敗れた日本に発注し、日中間でバランスを取る狙いだ。

 当局者らは港湾の整備計画について、「首脳会談では日本側から受注を希望する提案が予定され、われわれも応える準備をしている」などと指摘した。

 インドネシア政府は、首都ジャカルタにある同国最大のタンジュンプリオク港だけでは増加する輸出入貨物に対応できなくなり、ジャワ島北岸パティンバンに新港建設を計画。新港は年間、コンテナ750万個を扱う規模とし、2017年の着工、19年の一部開港を目指している。

 インドネシア側によると、総工費は約40兆ルピア(約3200億円)で、円借款事業となる見込み。新港が建設されれば、ジャカルタ周辺の工業団地に進出している日本企業にとっても大きなメリットがある。

 日本政府は、ジャワ島のジャカルタとスラバヤを結ぶ既存鉄道の高速化計画への参画も狙うが、当局者の一人は「まだ協議の途中」と指摘した。(ジャカルタ 共同)