長期金利、終値マイナス0.155%まで下落 ほぼ2カ月ぶり過去最低を更新
10日の東京金融市場で長期金利が一段と低下し、満期10年の日本国債の終値利回りはマイナス0・155%と過去最低を更新した。英国が欧州連合(EU)を離脱する可能性や世界経済の先行きを巡る懸念を背景に世界的に株価が下落し、比較的安全とされる国債への資金流入が日米欧で強まっている。
日本国債は朝方から買われ、長期金利の指標である新発10年債(343回債、表面利率0・1%)の利回りは取引時間中の最低記録を繰り返し更新。終値段階では前日より0・025%下げ、これまで最も低かった4月20日のマイナス0・135%と比べても0・020%下落した。
米国の雇用が振るわず早期の利上げ観測が後退したことや、欧州中央銀行(ECB)による債券買い入れの対象拡大が、世界的な金利低下の構図を支えている。ドイツも9日に長期金利が過去最低を記録するなど主要国の国債利回りは軒並み低下し、この動きが日本国債にも波及した。
関連記事