不信任決議案の動きに舛添知事「リオ五輪重なる…どうか猶予を」 傍聴の都民憤り
自身への「不信任案」について、委員らに時期の猶予を懇願する舛添要一東京都知事=13日午後、東京都庁(撮影・春名中)
東京都の舛添要一知事の政治資金流用問題に絡み、都議会に不信任決議案を提出する動きがあることについて、舛添氏は13日の集中審議後に発言を求め、「もし私に対する不信任案が可決された場合は辞任か解散か。いずれにしても選挙になり(8月の)リオデジャネイロ五輪に重なる」とし、「どうか少しの猶予をいただけないか」と述べた。
こうした知事の対応に、傍聴した都民からは、舛添氏の辞職やさらなる説明を求める声が相次いだ。
集中審議では、自民党を除く与党の公明党と野党の各会派が辞職を求めたが、知事は応じず給与を全額返上する考えを示した。
公明の松葉多美子都議は「知事に2020年東京五輪・パラリンピックを語る資格はない。辞職すべきだ」と主張。曽根肇都議(共産)は「調査特別委員会(百条委員会)の設置は避けて通れない」と述べた。共産党は、不信任決議案を15日の本会議までに提出することを決めた。
舛添氏の釈明に疑問を持ち、初めて議会を傍聴した東京都江東区の無職男性(65)は「知事の本音が聞きたかったが、今日もはっきりしなかった。本人もおかしいと分かっているはず。なぜ辞任しないのか」と憤った。新宿区の会社社長遠藤哲さん(64)は「議会はもっと厳しく質問するべきだ」と指摘した。
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