米、7月も利上げ見送りへ 26日からFOMC開催
米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は26~27日、当面の金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。英国の欧州連合(EU)離脱問題が米経済に与える影響や、雇用情勢の先行きを見極めるため、今回も追加利上げを見送り、主要政策金利を年0.25~0.50%に据え置く見通しだ。
FRBは27日午後(日本時間28日未明)にFOMCでの決定事項を記した声明を公表する。追加利上げを見送れば、5会合連続となる。FRBは2016年に小幅な追加利上げを2回実施する方針だが、年内のFOMCは9、11、12月の3回だけとなり、利上げ方針の修正を迫られそうだ。
金融市場は落ち着きを取り戻しているものの、英国とEUとの離脱をめぐる協議の行方は見えず、危機の火種は残っている。米景気の動向を敏感に映す非農業部門の就業者数は6月に急増した。ただ5月は増加幅がわずかだっただけに、雇用情勢の先行きは不透明だ。
イエレンFRB議長らFOMCの参加者は「離脱問題や雇用情勢を見極めるまで、追加利上げは待つのが賢明だ」との認識で一致している。国際通貨基金(IMF)も「利上げは慎重に進めるべきだ」と提言している。(ワシントン 共同)
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