南シナ海の資源利用で「国家重点実験室」

提供:ラヂオプレス

 中国新聞社によると、海南省にある海南大学で今月上旬、「南海(南シナ海)海洋資源利用国家重点実験室」が発足した。同実験室は科学技術省と海南省が共同で管理するもので、海南大学による建設に依拠し、国の南シナ海戦略と海南省の経済・社会発展をニーズ、方向性とし、南シナ海の海洋資源に的を絞って開発、利用、保護に関する研究を行う。

 同実験室は南シナ海の海洋生物資源の利用、南シナ海の海洋鉱物資源の新材料としての利用、南シナ海の海洋の情報資源化技術などの分野を研究の方向として中心に据えるとともに、その下に9つのサブ分野を設定している。その分野は南シナ海の経済生物資源の利用と保護、南シナ海での海洋情報探知・伝送技術、南シナ海の海洋情報処理技術と資源化の応用などとなっている。(RP=東京)