16年度GDP、0.7%増予測 民間シンクタンク10社

 

 民間シンクタンク10社が25日までにまとめた実質国内総生産(GDP)成長率の見通しの平均は、2016年度が前年度比0.7%、17年度が1.0%にとどまった。名目成長率は1.1%、1.2%。政府がまとめた28兆円規模の経済対策の効果を織り込んだが、安倍晋三政権が目指す名目GDP600兆円の達成に必要な「名目3%、実質2%」にはとどかず、民需の抜本的強化が急務となる。

 見通しは、内閣府が15日に4~6月期GDP速報値を発表したことを受け、各社が試算した。4~6月期GDPは、実質で前期比年率0.2%増と2四半期連続でプラス成長となった。

 景気の先行きは、緩やかながらも回復へ向かう見込み。人手不足で雇用・所得環境が改善し個人消費が拡大するほか、老朽設備の更新投資などが増えるとみられる。

 さらに各社が一定の効果を見込むのは経済対策を手当てする16年度第2次補正予算と17年度予算の執行で、公共投資などが増えることだ。日本総合研究所は16年度の成長率が0.2%、17年度に0.5%押し上げるとみる。