韓国でも1人世帯が最多 晩婚や独居高齢者が増加
大家族が多いイメージが残る韓国で昨年、1人暮らしの世帯が全体の27・2%となり、5年ごとの調査で初めて全体の中で最も多くを占めた。2005年までは4人世帯が主流だったが、晩婚化や1人暮らしの高齢者の増加で家族の形が変化している。
昨年11月に行った5年に1回の「人口住宅総調査」の結果を韓国統計庁が17日までに公表した。外国人世帯や養護施設などを除く約1911万世帯のうち、1人暮らしの世帯は約520万世帯。世帯主の年齢が20歳代の世帯の68・8%、70歳以上も36・5%が1人暮らし世帯だった。
1人暮らしの増加で食生活やレジャーも変化。韓国メディアによると、10年に7兆ウォン(約6350億円)台だったコンビニエンスストアの売り上げは今年20兆ウォンに達する可能性もあり、大手旅行会社が扱った1人旅行も13年の約7万8千人が昨年は20万人を超えた。(共同)
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