なぜ、中国人はIKEAで寝るのか… 欧米が驚く特殊な“才能”

 

 米紙ニューヨーク・タイムズが8月下旬、中国人はどこでも寝ることができるという、その“才能”に着目した記事を載せた。ニューヨーク・タイムズは中国人が中国国内で21店舗展開している家具メーカー、イケア(IKEA)を昼寝するためだけに訪れて店内に置いてあるサンプルのベッドに寝転んでいるということを紹介した。

 展示用テーブル囲んで食事も

 ニューヨーク・タイムズは「中国人は、いかなる時、いかなる場所でも眠ることができるという特殊な才能がある」「イケアの家具の上など、いたるところで居眠りをしている光景を見ることができる」としている。

 ニューヨーク・タイムズは中国人のこの“特殊な才能”に驚いたようだが、中国人が寝具などイケア店内の家具をまるで自分の家にいるかのように使っていることは随分前から話題になっている。

 フランスのル・フィガロ紙は2013年10月に「IKEAが予期せぬ現象に直面している」として、中国人が連日のように押しかけ、展示されているモデル家具が占拠されていることを紹介。台所用品売り場では家族がテーブルを囲み、サンドイッチを広げてお茶を飲んだり、ベッド用品売り場では中国人たちが靴を脱ぎ、マットレスの上に乗って寝入っている様子を伝えた。

 同紙はIKEA中国支店広報担当者の「わが社の店舗にいらっしゃるお客さまは全員、歓迎いたします」というコメントも紹介している。

 いつか買ってくれる!?

 また、ウォールストリート・ジャーナルも2014年7月に「中国人買い物客、イケア店舗で睡眠不足解消?」と題する記事をインターネットで配信した。ベッドの上でうたた寝している人たちのように店舗を訪れる中国人のすべてが穏やかなわけでなく、エアコンが効いた場所で、この「特等席」を譲ろうとしなかったり、大声でしゃべり続ける人たちがいることも指摘している。

 こうした中国人の店内でのマナーについて、中国のポータルサイト・今日頭条は、広い店内で歩き疲れて休みたい人やエアコンのある場所で寝たいだけと思っている人もいると分析。また、イケアがこうした状況を黙認していることについて、いつかこうした客が商品を買ってくれるかもしれないと期待しているからだ、としている。