中国・上海、人民元相場が大幅下落 5年11カ月ぶり低水準
連休明け10日の上海外国為替市場の人民元相場は対ドルで大幅に下落し、午後4時半(日本時間同5時半)現在、前営業日の同時刻に比べて0・49%安の1ドル=6・7028元と、2010年11月以来、約5年11カ月ぶりの安値をつけた。
中国人民銀行(中央銀行)は10日、取引の基準値を1ドル=6・7008元と、国慶節(建国記念日)に伴う大型連休前の9月30日の基準値より0・34%元安に設定した。基準値としては10年9月末以来、約6年ぶりの元安水準だった。
上海市場は10日が連休に伴う休場を挟んで最初の取引日。市場関係者によると、休場中に主要通貨に対してドル高が進んだことを受けて元安に設定したとみられる。(共同)
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