中国の新築住宅、10月は62都市で値上がり 北京、上海など大都市で上げ幅縮小

 
霞の中に建つ高層ビル=2014年3月、安徽省合肥市(ロイター)

 中国国家統計局が18日発表した10月の新築住宅価格指数は、主要70都市のうち62都市で前月に比べ上昇した。上昇した都市は9月より1都市減った。低下は7都市、横ばいが1都市だった。

 住宅価格の高騰を抑えるため、各地方政府は購入抑制策を相次いで打ち出している。大都市の価格上昇率は9月より縮小しており、これまで価格の上昇が大きかった広東省深●(=土へんに川)が下落に転じるなど抑制策の効果が一部で表れ始めているとみられる。

 北京の前月比の上昇率は9月が4・9%だったが、10月は0・6%だった。上海は9月が3・2%で、10月は0・5%。天津も4・2%から1・3%となった。深●(=土へんに川)は前月比で0・5%下落。ほかに新疆ウイグル自治区ウルムチや黒竜江省牡丹江が前月比で下落した。(共同)