カルフール苦戦 上海で国内初の24時間営業 市場変化に多様な戦略
提供:中国新聞中国中央人民ラジオ局第2放送「経済の声」の番組「天下財経」によると、仏小売り大手のカルフールは先頃、中国でコンビニエンスストア業に参入、新たなブランド「easy家楽福(カルフール)」を打ち立てるとともに、今月からは上海の通常スーパーの店舗を中国で初めて24時間営業とするなど、多様な戦略をとっている。
カルフールの24時間スーパーは、同社が上海で開いた30店舗の中では面積が最も小さいが、周辺には数十軒のチェーンホテルや大規模病院があり、24時間営業への需要は高い。来客数は営業時間切り替え後3日目で約150人増え、午後10時~午前6時の時間帯も、商品を購入する人の姿が絶えない。
カルフールグループの副総裁で、カルフール中国区の総裁兼最高経営責任者(CEO)であるティエリー・ガルニエ氏は「中国市場は日々進化しており、消費者の行動様式も変化が速い。このスピードに追いつくのに少々苦労している」と率直に語った。最新の財務諸表によると、アジア地域の販売成績は国際市場におよばず、アジア地域全体で前年同期比5%減、中国市場は7.8%減だという。
中国人民大学商学院の牛海鵬教授は「中国の小売業や電子商取引(EC)の急成長で、小売業界の競争はますます激しくなっている」と指摘。中国国際貿易促進委員会研究院の国際貿易研究部主任、趙萍氏は「カルフールは市場の変化に対応しきれず、国内企業や他の外資系企業に後れをとっている」と分析する。
小売業ポータルサイト、聯商網によると、中国で2015年に閉店した大手スーパーや百貨店は138店舗。特にスーパーの閉店が多くなっており、カルフールは閉店数が出店数を上回っていた。
中国チェーン経営協会の郭戈平会長は「(大規模都市の)1、2線都市では小売業が飽和しつつあり、1人当たりの店舗面積は既に先進国を追い越している」とし、「コンビニなどの小型業態は多くの小売企業にとって重要な選択肢。過去5年の成長をみても際立っている。O2O(オンラインとオフラインの連携)でコンビニは、ECの利便性を取り入れることができた」と打開策を示した。(中国広播網=中国新聞社)
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