松野文科相が「もんじゅ」廃炉の正式決定を福井知事に報告 「拙速な方針決定に県民は不信感」と知事
高速増殖炉原型炉もんじゅの廃炉決定について、松野博一文科相(左)と会談する西川一誠知事=27日午前、福井県庁
松野博一文部科学相は27日、福井県を訪れ、政府による高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)廃炉の正式決定について西川一誠知事に報告した。西川知事は「拙速に運転させない方針を決めたことに県民は不信感を持っている」と政府の対応を批判。廃炉について「地元が安心できる具体的な提案を出す必要がある」と丁寧な説明や作業態勢の構築などを求めた。
松野氏はもんじゅの敷地内に新設する試験研究炉について、来年1月に有識者会議を設け、より詳細な計画を示す方針などを伝えた。
これに対し、西川知事は「原子力政策は国と地域の信頼関係の上に成り立っている。信頼なくして再稼働やプルサーマルなどの課題は円滑に解決しない」と指摘。廃炉方針の丁寧な説明や作業態勢の明示などといった政府の対応を求めた。
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