民進・野田佳彦幹事長「日本政府は抗議を」 ツイッターでのトヨタ批判に激怒
トランプ次期大統領
会見する民進党の野田佳彦幹事長=16日午後、国会内(斎藤良雄撮影)
民進党の野田佳彦幹事長は16日の記者会見で、トランプ次期米大統領がツイッターでトヨタ自動車を批判したことについて「日本政府はしかるべく抗議すべきだ」と述べた。
野田氏は記者会見で、「(米自動車大手の)GM(ゼネラル・モーターズ)とかフォード(・モーター)を評価するのは構わない。なぜトヨタまで言われなきゃいけないのか」と指摘し、日本企業の経営戦略にまで口出しをするトランプ氏に不快感を示した。
また、トランプ氏が記者会見で米国が抱える巨額の貿易赤字に不満を表明し、相手国として日本などを名指ししたことも問題視。日本政府に対し「言うべき時には、ちゃんとタイミングをとらえて言うべきではないか」と求めた。
トランプ氏は5日、トヨタがメキシコで着手した新工場の建設計画について、ツイッターに「ありえないことだ! 米国に工場を作れ。さもなくば高い関税を払え」と投稿した。フォードにも同様の圧力をかけてメキシコでの工場新設を断念させ、GMに「これらに続いてほしい」と米国内投資を迫っている。
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