米英首脳会談 両首脳がFTA協議で一致へ NATOも議題、メイ首相は米軍の重要性指摘

 

 【ワシントン=加納宏幸】トランプ米大統領は27日昼(日本時間28日未明)、訪米している英国のメイ首相とホワイトハウスで会談する。トランプ氏にとっては就任後、最初の外国首脳との会談となる。両首脳は米英が現在の「特別な関係」を強化していくことを確認。英国の欧州連合(EU)離脱後の2国間の自由貿易協定(FTA)締結に向けて協議することで一致する見通しだ。

 会談に先立ち、メイ氏は26日、米東部フィラデルフィアで共和党が開いた会合で演説して、「トランプ氏と今後数カ月の間に米英の自由貿易協定に関する協議をすることを楽しみにしている」と期待を示した。

 トランプ氏も永久離脱を決めた環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)のような多国間協定よりも2国間のFTAを重視。米英での協議を迅速に進める考えを明らかにしている。

 ただ、英国のEU加盟中は正式に交渉を開始できないため、離脱後すぐに交渉入りし、時間をかけずに発効させる準備を進めることで合意する方向だ。

 首脳会談ではこのほか、北大西洋条約機構(NATO)の役割についても協議する。トランプ氏はNATOを「時代遅れ」と批判したことがあることから、メイ氏は英国の国防努力を説明し、欧州における米軍の前方展開の重要性を説くことにしている。

 両首脳は会談の後、ホワイトハウスでの共同記者会見、昼食会に臨む。