「行動規範」協議始まる 南シナ海で中国ASEAN
南シナ海問題の平和的解決に向けた「行動規範」策定のための東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国と中国による高官協議が27日、インドネシア・バリ島のホテルで開催された。
中国が昨年、行動規範の枠組み協議を今年前半に終える意向を表明しており、その実現に向けたプロセスが動きだした。ただ中国は既に南シナ海に造成した人工島の軍事拠点化を進めており、一部加盟国が中国との領有権争いを抱えるASEAN側の主張がどこまで反映されるかは不透明だ。
ASEAN外交筋によると、協議ではフィリピンなどASEAN加盟各国がそれぞれの原案を持ち寄った。中国も独自の原案を示したとみられ、意見交換が行われた。
行動規範は南シナ海での武力行使を禁じた2002年の「行動宣言」を発展させ、法的拘束力を持たせたもの。中国に対し軍事力に劣るASEAN側がどう法的拘束力を担保するかなど、疑問点も残されている。(共同)
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