年度末の東京株終値153円安、日経平均1万9000円割れ

 

 年度末を迎えた31日の東京株式市場の日経平均株価終値は、前日比153円96銭安の1万8909円26銭となり、1万9000円を割り込んだ。前日の米株高や円安ドル高進行が好感され、一時、上昇幅は100円を超えたが、後場に入ってから大きく値を下げた。

 昨年10~12月期の米国内総生産(GDP)確定値が市場予想を上回ったことを背景に、前日のニューヨーク市場ではダウ工業株30種平均などが上昇。外国為替市場で円相場が一時、1ドル=112円台まで下落したことから、前場は自動車株や電機株などの輸出関連銘柄に買い注文が集まっていた。