地域医療連携へ新法人認定

 

 藤田保健衛生大病院(愛知県豊明市)は4日、地域医療の連携を深めるため、近隣の12市町にまたがる22の医療・介護施設で設立した新法人「尾三会」が、改正医療法に基づく新制度「地域医療連携推進法人」の認定を愛知県から受けたと発表した。認定は2日付。

 厚生労働省によると、改正法が施行された同日付で、愛知、兵庫、広島、鹿児島の4県が、計4法人を全国で初めて認定した。12市町の施設が参加する尾三会の規模は最大という。

 新制度は、高齢化や人口減少に備え、医療施設などが協力し、地域の実情に応じた医療体制を整備するのが狙い。法人に参加する施設の間でベッド数の調整ができるなどのメリットがある。