除染土、再利用へ実証実験 環境省、安全性など確認
環境省は24日、東京電力福島第1原発事故に伴う福島県内の除染で生じた土の再利用に向けて福島県南相馬市小高区の仮置き場で実際の除染土を使った実証試験を本格的に始めた。再利用の安全性の確認が主な目的。
福島県内の除染で生じる土や廃棄物は最大で東京ドーム18杯分に当たる2200万立方メートルに上ると推計される。中間貯蔵施設(同県双葉町、大熊町)で保管後、県外で最終処分する計画だが、全てを処分するのは難しいため再利用で量を減らす狙いだ。
環境省は昨年6月、被曝(ひばく)線量を抑えることを考慮した上で、放射性セシウム濃度が1キログラム当たり5000~8000ベクレル以下となった除染土を、全国の道路などの公共工事に再利用する方針を決定。
実証試験では、仮置き場に保管された除染土のうち約1000立方メートルを使う。5月には資材化した除染土を遮蔽のための土で覆って盛り土の造成作業を開始、7月までに完成させる予定。その後、盛り土周辺の放射線量を測るなどして風雨の影響についても調べる。
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