シェア自転車利用で渋滞緩和 1~3月期の交通分析
提供:中国新聞中国の複数の権威あるデータ分析機関がこのほど共同で発表した「2017年第1四半期(1~3月期)中国主要都市交通分析報告」によると、第1四半期に道路の渋滞が最もひどかったのは北京市西城区だった。データからは、シェアリング自転車の利用が多い地域で渋滞が緩和していることも明らかになった。
報告によると、北京では第1四半期、1日のうちの渋滞ピーク時の渋滞遅延指数が1.884、つまり車での移動が正常時の1.884倍かかったということで、その際の平均時速は24.82キロだった。中でも西城区は、朝夕の渋滞ピーク時の同指数が2.24倍に上り、期間中の63日間が渋滞状態だった。
また1線都市(北京、上海、広東省広州、同省深セン)では、10キロ以下の移動における(自分で運転する)車の利用が昨年の第1四半期より減少。中でも5キロ以下の移動が占める割合は著しく減少し、北京で3.8ポイント減、上海で3.2ポイント減だった。
これと同時にインターネット予約での配車サービスの短距離利用も減少。地図情報サービスを手掛ける高徳地図のデータ分析によると、今年2月末から4月中旬までで、5キロ以内の配車予約利用が減少している。
さらにシェア自転車の利用が特に多いエリアでは、道路渋滞の緩和が著しい。1線都市の自転車利用開始地点と終了地点のデータに、高徳地図の交通ビッグデータを合わせて分析すると、北京、広州、深センのシェア自転車活発利用エリアで、ウイークデーの1日を通じた渋滞遅延指数が前年同期比でそれぞれ、7.4%、4.1%、6.8%減少し、週末や祝日はそれぞれ1.8%、1.4%、7.1%減少していた。
このほか、京津冀(北京市・天津市・河北省)地域の一体化発展に伴った道路状況の変化も生じている。統計によると、北京の周辺地域から北京への通勤時間は一般に75分から80分程度だが、北京からの直線距離で最も近い河北省三河市西市区燕郊鎮からが最も速いとはかぎらない。これは燕郊から北京に通勤する人が増えて渋滞が悪化しているためだ。同鎮全域の渋滞遅延指数は2.6に達し、早朝の午前5時には既に渋滞が悪化、夜は午後10時になってもひどい状態が続いているという。(北京青年報=中国新聞社)
関連記事