世界サイバー攻撃、仕事のメール装う 「出張の件」「役員表」…今日から注意を

 
12日、サイバー攻撃の被害に遭ったとみられる英国の医療機関のコンピューター画面(AP=共同)

 世界各国のサイバー攻撃で使われたコンピューターウイルスは、メールの添付ファイルを開いた際に感染するケースが多いとされる。タイトルや本文に「米国出張の件で追加情報」「最新の役員表です」などいかにも業務らしい表現をしており、注意が必要だ。

 警察庁は総合病院のパソコンなど国内で2件のウイルス感染を確認。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、週明けで企業などが業務を再開し、被害が拡大する可能性があるとして注意を呼び掛けている。

 増えているのは「先日の商品発表会について質問」「研究会入会について」「作業日報を送ります」などと、具体的な業務に関係するような内容。実際の企業の情報が漏れ、悪用されている可能性もある。

 送信元のアドレスの欄に、受信者の所属先と関連する実在の組織名が表示され、本物のメールと誤信させるように仕組まれていた。情報セキュリティー会社トレンドマイクロの担当者は「企業の担当者は攻撃者の手口を周知させ、セキュリティー教育の機会を設けることが重要だ」と注意喚起している。