神戸空港、来春に民間運営 市、総額191億円の3社連合選定

 
来春から民間運営となる神戸空港

 神戸空港の運営権の民間売却をめぐり、神戸市は25日、売却の優先交渉先に、関西空港と大阪(伊丹)空港を運営する関西エアポート、オリックス、フランスの空港運営会社バンシ・エアポートの計3社の企業連合を選んだと発表した。民間運営は2018年春から42年間で、3社連合は対価として総額191億4000万円を提示した。

 市は今後、3社と基本協定や実施契約を結び、来年4月にも民間運営を開始する。久元喜造市長は「3空港の一体運営が実現する。神戸空港が関西3空港の最適活用に寄与できるよう取り組む」とのコメントを出した。市によると、3社連合が6月に提出した事業計画では、関西3空港の一体運営が可能な「唯一のチーム」とアピール。

 利用低迷が続く神戸空港の活性化策として、路線拡充や機材大型化を航空会社に求め、運営開始から5年後の搭乗客数を約300万人と、16年度比で1割増を目指すほか、商業エリアの拡張による収益強化も盛り込んだ。

 運営は新たに設立する関西エアポートの子会社が担い、社長には関西エアの山谷佳之社長が就く。3空港の間で人事交流を図り、空港運営で専門性の高い人材を育成するとしている。

 市は今月、有識者による「優先交渉権者選定委員会」を開催し、唯一の提案者だった3社連合を選んだ。