「かねてから辞任考えていた」 首相とも「その都度相談」

稲田防衛相辞任会見・詳報(4)
【稲田朋美防衛相】会見に臨む稲田朋美防衛相=28日午前、防衛省(納冨康撮影)

 《記者会見では、稲田朋美防衛相が辞任を決めた時期、安倍晋三首相に相談した経緯などに論点が移った》

--辞任を決めたタイミングはいつか

「ずっとかねてより、私はその考えを持っていた」

--ずっとというのはいつからか

「この問題が浮上したときからだ」

--大臣と次官と陸幕長がほぼ同じ時期に辞めるというのは前代未聞だが、この事態をどのように受け止めているか

「繰り返しになるが、この日報問題を通じて国民の皆さま方の防衛省、自衛隊に対する信頼を揺らがせたということについて深く反省もしているし、この問題を契機に、教訓に、しっかりと改革を進めていくことが重要であると考えているところだ」

--国防にはそれでも影響ないか

「はい。国防に関して、わが国を取り巻くこの厳しい環境の中で、私もこの1年間、防衛大臣やってまいりましたが、さまざまな日本の防衛について万全を尽くしてきた、防衛省自衛隊として万全を尽くしてきた。そして自衛隊も国内外で大変高い評価を受けている。日本らしい活動も南スーダンで行ってきたところなので、このよき伝統を受け継ぎながら、そして今回の点を反省として、さらに改革を進めていくべきだと考えている」

--隠蔽体質はなかったということだが、結果的に統幕からは出ているが、その前に陸上自衛隊はデータを廃棄している。それがあっても隠蔽体質はなかったと思うのか

「そういう不適切な対応については深く反省しなければならないと思っている」

--破棄したことは隠蔽ではなくて、不適切な対応だったということか

「大変、不適切な対応だったというふうに思う。しかし、その上で防衛省、自衛隊として公表したということもある」

--この問題が浮上したときから辞任を決めていたということだが、この問題が浮上したというのは昨年の12月か、今年の3月か

「この問題というのは、日報をめぐるさまざまな、お騒がせしたころに関して、私自身、やはりこれは重大な問題であるという認識は持っていた」

--そのことについて、首相と相談されていた時期はいつなのか

「かねてから総理とはその都度その都度の私の正直な気持ちはお伝えをしていたところだ」

--日報問題が浮上してからか

「まあ、そうですね。この辞任に関する相談というのは、そういうことだ」

--この1年で、ご自身でこれが一番、私の実績だと思うものは何か

「たとえば、南スーダン、大変、5年間にわたる、非常に実績をあげた、活動をしてきた。そして多くの南スーダンの方々や国連、世界中から日本らしい活動について称賛の声も集まり、その中においてしっかりと撤収を決めて、無事撤収ができたこと。さらには、この日報に関しても、やっぱりどこかにあるんじゃないのと言って、捜索をして全て公表したことなど、また、いろいろありますが、いろんな部隊を回って、自衛隊の活動を応援することができたことなど、私にとっても有意義な、やりがいのある1年だったと思っている」

--こういう形で防衛相の職を辞することは忸怩たる思いもあると思うが、いかがか

「もちろん反省点はたくさんある。しかしながら、今後は一議員に戻っても防衛省、自衛隊の応援団として、この防衛政策を前に進めていきたいと思っている」

--首相に報告していたという点だが、陸自内部にデータがあったことなど、いつごろから首相とどのような相談をしていたのか

「相談というのは私の辞任に関する相談ということだ」

--辞任に関する相談も、経緯がないと辞任はしない。どういう理由で辞任に関する相談をされたのか

「詳細は控えるが、かねてより私の正直な気持ちをお伝えをして、相談をしていたということだ」

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