平成28年度の「内部留保」過去最高 経常利益も 4~6月の法人企業統計
財務省が1日発表した4~6月期の法人企業統計によると、金融・保険業を除く全産業の経常利益は前年同期比22・6%増の22兆3900億円だった。自動車など幅広い業種で増え、全四半期を通じて過去最高となった。同時発表の平成27年度の統計では企業の「内部留保」も前年度比7・5%増の406兆2348億円と過去最高を記録した。
4~6月期の売上高は前年同期比6・7%増の327兆9184億円、設備投資は1・5%増の9兆4506億円だった。
経常利益の内訳は製造業が46・4%増で、自動車やスマートフォン向け部品の販売が好調だった。自動車は、昨年の熊本地震での工場停止の影響が解消したことも寄与した。
非製造業も12・0%増と増えた。小売業で新規出店効果があったほか、鉄道業で訪日外国人客の利用が増加したことが貢献した。
一方、季節調整済みの設備投資(ソフトウエアを除く)は前期比2・8%減だった。今回の結果は内閣府が8日に公表する4~6月期の国内総生産(GDP)改定値に反映される。
28年度の統計では「内部留保」を示す利益剰余金が前年度から28兆3659億円増加。経常利益は前年度比9・9%増の74兆9872億円と過去最大だった。
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