国学院大、東京五輪・パラへ向け提案会 学内公募から11企画を発表

 
発表を聞く国学院大の学生ら

 国学院大学(赤井益久学長)はキャンパスを構える東京都渋谷区の長谷部健区長らを招き、2020年東京五輪・パラリンピックに向けた学生の施策提案会を開催した。昨年に続き2回目の試み。学内公募から選考された11企画が発表され、渋谷区長賞にはともに経済学部3年の五十嵐悟天さんと萩原甲斐さんが発表した「渋谷川沿い遊歩道の活用策の提案」が選ばれた。

 同大学は渋谷区と包括連携協定を結んでいる。「外国人や障害者の方々に、渋谷を快適に移動してもらうためのボランティア」「渋谷川沿いに新たに整備される遊歩道で地域住民や利用者など多くの人が楽しめる空間」をテーマに、学生らは練り上げた企画に熱い思いを乗せてプレゼンテーションした。発表を受け長谷部区長ら審査員は、企画実現に向け具体的な個別のアドバイスを行った。

 渋谷区長賞のプランは、遊歩道利用を促すために「渋谷」にこだわったさまざまな工夫を盛り込んだ。渋谷駅に近い渋谷ストリーム付近ではストリートパフォーマンスの聖地を目指す。また、渋谷の歴史を再現した憩いの場も設置し、人を呼び込む複数のアイデアも発表。長谷部区長も「実現可能」と太鼓判を押した。受賞した萩原さんは「アイデアが多く出てくる中、どう伝えればわかりやすいかを工夫した。夏休み前から準備したかいがあった」と笑顔だ。

 学長賞に選ばれたのは、ともに人間開発学部3年の井上裕貴さん、上村明日香さん、小林径加さんによる「『春の小川』を復活させよう!~渋谷×オリパラ×日本文化~」で「本学の学生らしい考え方」と赤井学長が講評した。日本の童謡・唱歌である「春の小川」の歌詞をテーマに、花や日本の伝統的な遊戯のコーナーなどを設け、子供から大人、外国人にも好かれる渋谷川を目指す企画だ。

 長谷部区長は「若者らしい提案でパワーポイントもなかなか使いこなせていた。データを出すなら、『なぜこうなったか』をしっかり分析し、仮説でもよいから提案してほしい」と激励した。