民進党・前原代表が辞意 「つらい選挙強いた」 両院総会で陳謝も…参院側が即時辞任求め紛糾

 
前原誠司代表

 民進党は27日、党本部で衆院選後初めての両院議員総会を開き、前原誠司代表は選挙結果について「民進党代表として痛切に責任を感じている。心から皆さんにおわび申し上げたい」と陳謝した。自身の進退に関しては「(党の)一定の方向性を決めた上で辞任させていただく」と語った。

 前原氏は代表辞任の時期について、30日の全国幹事長会議の議論を踏まえ、同日に改めて両院議員総会を開き、判断する意向を示した。

 即時辞任を求める参院議員らが反発し、会合は3時間以上紛糾した。

 前原氏の冒頭発言全文は以下の通り。

 皆さん、お疲れさまでございます。まずは総選挙、一生懸命に戦っていただけたことに心から敬意を表したいと思います。また、衆議院で勝ち上がれた皆さま、おめでとうございました。心からお喜び申し上げたいと思います。

 まずは私のほうから、おわびを申し上げたいと思います。先ほど、中川正春両院議員総会長からお話がありました通り、前回の両院議員総会におきましては、3つの項目をお決めいただきました。その中では、民進党の公認を全て取り消して、希望の党へ合流する。こういった方針をお決めいただきましたけれども、まず一つのおわびは、全ての方々が公認を得られなかったこと、努力すると申し上げたことが、かなわなかったことについておわびを申し上げたいと思います。

 そして、その上で、その結果として、新たな政党ができるということになりまして、結果的に皆さん方には、非常に辛いお立場で選挙を強いたことになったことについて、おわびを申し上げたいと思います。

 そして、三つ目。何よりも、そのことによって野党が、言ってみれば1対1の構図に持ち込めなかった。そして、安倍晋三政権への批判が強かったにもかかわらず、結果として3分の2を許す結果になったという結果について、心から皆さんにおわび申し上げたいと思います。

 その上で、皆さん方にお話をさせていただきたいことは、まずは1点だけであります。私は政治は結果責任だったと思っています。この間の1カ月前の両院議員総会の決断については、これは結果が伴わなかったわけですから、正しかったとはいえない。

 しかしながら、私はあのとき悩みに悩んで、民進党からの離党者が多数出る、そして新たな政党、小池新党ができる。さらなる離党者が予測される。この中で、野党共闘を仮にしたとしても一部の地域を除いて惨憺たる結果に終わっていたのは間違いないと私は思っています。

 しかし、小池新党との合流について、結果的にボタンの掛け違いもいくつかありまして、結果が伴わなかった。この世界は改めて申し上げますけど結果が全てでございますので、私は責任を痛切に感じています。

 従いまして、今日話をさせていただくことについては、まずは皆さん方に心からおわびを申し上げた上で、一定の方向性を定めた上で、私自身は辞任をさせていただきたいと思っています。

 一定の方向性というのは、後でご提示させていただきたいと思いますけど、何よりも再来年の統一地方選挙、そして参院選挙を考えたときには、もう一度われわれは「1強他弱」をどうして壊していくかという責務があると思っています。

 それに対して、どういった行動を取るかということが、おそらくそれはいろいろなお立場の方もおられるかと思いますけど、皆さん方の共通したご認識ではないかと思います。その上で、皆さん方、もちろん「責任を取る人間がすべてを決めるな」というご意見もあるでしょう。しかし、特別国会を前にする中で、一定の方向性を決めた上で私は辞任させて頂き、新たな執行部の下でスタートを切っていただくことが大事なことではないかと思っています。従って、後で段階が切り替わった段階で、私の考え方を話をさせていただきたいと思っています。

 とりあえず、この1カ月間、皆さん方には、選挙を戦われた皆さん方も、衆院議員の候補者の皆さん、そしてバッジを付けられた皆さん方も、そして応援をいただいた参院議員の皆さん方も、大変、心中複雑な中で、大変な逆風、あるいは「違ったではないか」という思いの中で、この厳しい選挙を戦わせることを強いてしまったこと、そして結果が、このような3分の2を超える状況になったことについて、民進党の代表として痛切に責任を感じています。心から皆さん方におわび申し上げたいと思います。申し訳ありませんでした。