プレミアムフライデー1年 早帰り1割、普及に課題

 

 月末の金曜日に早めの退社を促し、働き方改革や消費拡大につなげる「プレミアムフライデー(プレ金)」が23日、導入から1年を迎える。経済産業省によると、実際に早帰りした人は1割、取り組んだ企業は800社にとどまる。外食など消費への影響も限定的で、普及には課題が残る。

 プレ金は昨年2月24日にスタート。経産省が22日発表した会社員ら約2000人を対象にした調査によると、認知度は約9割と高い水準だ。

 ただ、プレ金当日に通常より早く帰った人の比率は1月までの平均で11.2%、年代・性別で最も比率が高い20代男性でも15.5%だった。早期退社などを行った企業は昨年2月末時点の130社から増えたが、依然低水準だ。

 こうしたなか、みずほ総合研究所の宮嶋貴之主任エコノミストによると、昨年2~12月のプレ金当日の消費支出の額を1年前と比べた増減率は「自動車購入など、プレ金の影響が及びにくいものに左右されている」という。

 累計額は前年同期比4.0%増だったが、自動車購入など「交通・通信」が4.2%増と全体を押し上げた。

 一方でプレ金の影響が出る外食など「その他」は1.0%減とマイナスに働いており、「プレ金で消費拡大」という思惑ははずれた格好だ。