【ビジネスアイコラム】中国人が好きな日本「精品」 (2/2ページ)

2012.3.21 05:00

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 若い読者には信じられないだろうが、50年前にはメード・イン・ジャパンのレッテルは世界では「安かろう、悪かろう」の代名詞だったのだ。勤勉な日本人と日本企業の努力もあって、今ではメード・イン・ジャパンといえばどこの国でも高性能、高品質の代名詞になった。

 しかしわれわれが努力の継続を惜しめば、中国製品やインド製品にたちまち追いつかれるのは自明の理である。

 日本のメーカーは「今、日本製品好きの中国人が増えているようだから、自社製品を売り込む大チャンス到来」などと単純に認識すべきではない。むしろ、中国消費者の期待以上の製品を提供して彼らに応えよう、というくらいの気概を持つべきだと思う。

 中国は経済成長率の目標を8%台から7.5%に下げ、「国の富より民の富」のスローガンの下に内需拡大を目指すという。日本としては「世界の工場」から「世界の市場」、つまり消費大国に脱皮しようとしている隣国のこの機会を逃す手はない。

 過去にばかりとらわれずに、未来を向いて、したたかに、この「中国特需」を日本経済復活の起爆剤として利用するくらいの戦略を構築しないならば、わが国の未来は非常にまずいことになる。(実業家・平松庚三)

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