中国向けも13.9%減だったが、1月の20.2%減からは減少幅が縮小した。
一方、輸入額は9.2%増の5兆4079億円で26カ月連続のプラス。原油やLNGのほか、携帯電話など通信機輸入も増えた。2月は貿易黒字を確保したものの、黒字額は前年同月比94.8%減の大幅なマイナスで、2月としては比較可能な1979年以降で過去2番目の低水準にとどまった。
原油高や燃料の輸入拡大を背景に、市場では先行きも「貿易収支は弱含み傾向が続く」(大和総研の熊谷亮丸チーフエコノミスト)との見方が多い。欧州では緊縮財政による景気の一段の下振れも予想され、輸出失速の懸念はなお拭えない。財務省も「貿易黒字が続くとは楽観できない」と警戒しており、収支改善の見極めには時間がかかりそうだ。