シャレール荻窪の配棟計画と周辺の建物を再現し、風洞実験を行った=東京都八王子市の都市再生機構技術研究所【拡大】
シャレール荻窪の事業化に当たっては、敷地内の配棟計画と周辺の建物を模型によって再現。その実験を踏まえて再開発した。
具体的には、居住棟の2層分を活用して南北に並ぶ建物の4カ所にピロティを設置、風が通り抜けやすいように設計した。
昨年8月に実地検証を行った結果、ピロティを設けると強い風が通り抜け、上空の風との“相乗効果”によってピロティが離れるほど風速比が増すことが判明した。一方、ピロティを設けていない場所は逆風が吹き、風も弱く、その差は明白だった。一連の検証結果は、このほど開催された「第26回研究報告会」で発表された。
風が通り抜ける場所は一般的に、気温は低くなるとみられる。ただ、今回の検証を通じては明確な関係を読み取ることができなかった。今後は最新のシミュレーションソフトを駆使して、因果関係を解析することが重点課題としている。