自民党の高市早苗政調会長は9日、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、2013年度予算案や財政健全化に対する考え方などについて語った。--安倍晋三政権は円高・デフレ脱却を最優先課題に据え、市場で円安・株高が進んだ
「政権奪還したら、こういう方向性でやると準備は整っていた。経済財政・金融政策は、党と内閣が一致した方向性を打ち出せる。こういう点が事業者にも明るい希望を与え、好感されていると思う」
--高市氏が本部長の党経済再生本部の役割は
「政務調査会の各調査会長にも入ってもらい、内閣が重点的に取り組みたい課題や、衆院選で訴えた課題に対応すべく議論していく。調査会や特別委員会はこれから大改編し、出てきた提案はどんどん首相官邸に持ち込んでいきたい」
--大規模な12年度補正予算案と13年度予算案についての考えは
「補正予算案は新たに国債を発行し、思い切った景気対策を打つということになる。13年度予算案は緊急性のあるものは優先的に、将来の成長につながる政策の種をしっかり示したい」--民主党政権は新規国債発行枠を44兆円程度に、歳出の大枠を71兆円以下に抑えていた
「民主党政権下の余分なバラマキに自民党はしっかり切り込み、必要のないものは止める。13年度予算案はできるだけ財政健全化に配慮し、必要なものに重点化していく」