モルドバは1人当たりGDP(国内総生産)が1980ドル(約17万4000円)とベトナムよりも若干低い「低所得国」。医療機材の老朽化に加え最新の機器が未導入のため、脳腫瘍や脳梗塞の検査や診断態勢が不十分。
国民の死因の大半が心血管疾患や糖尿病などの非感染症で、高度医療の導入が優先課題となっている。
日本からは過去2度にわたりJICAの無償資金協力によって国立病院向けにオリンパスや島津製作所などの医療機器を提供。現在も稼働しており、日本製品への評価は高く、同国への初の円借款供与で日本製機器などを売り込む。
EU(欧州連合)加盟を目指すモルドバへの機器輸出には欧州の安全規格「CEマーク」の取得が必要だが、中小企業には手続きやコストがネックになる。