「CO2相殺」製品にラベル 経産省などが試行事業 (2/2ページ)

2013.1.14 07:00

「CFPを活用したカーボン・オフセット」事業のラベル

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 今年度の試行事業では食器や断熱材など8社の製品を認定。冷凍倉庫用の物流パレットが認定されたエム・エム・プラスチック(千葉県)は、排出量の少ない廃プラスチックを使った製品でCFPを活用してきた。ただ、CFPだけでは排出量削減に直接的につながらないため、「より踏み込んで環境に優しい製品をアピールしたかった」と申請の理由を語る。

 同社は東日本大震災の被災地で、スーパーの照明を省エネできるLED(発光ダイオード)に切り替える排出権を購入し、カーボン・オフセットを実現した。

 経産省によると、昨年12月の環境製品の展示会では来場者から「どんどんラベルを普及させてほしい」と期待する声が多く、同省は今年度内に消費者の反応などをまとめ、本格運用につなげたい考えだ。