金融政策決定会合後、記者会見する日銀の白川総裁=22日午後、日銀本店(桐原正道撮影)【拡大】
日銀が2会合連続で金融緩和するのは2003年4、5月以来、9年8カ月ぶり。現行の緩和手法を変更し、14年初めから期限を定めずに毎月13兆円程度の国債などを銀行などから買い入れる。米連邦準備制度理事会(FRB)と同じ「無制限緩和」方式で、市中に供給するお金の量を増やして金利低下につなげ、投資や消費を活発化させる。
菅義偉官房長官は同日、日銀法の改正について「今回の共同声明を見る限りではそういう必然性はなくなってきている」と述べ、見送る考えを示した。