東日本大震災以降、歴史的な円高の影響や、欧州経済の不振が響き、日経平均株価は低迷した=2011年8月9日、東京・八重洲【拡大】
ところがアベノミクスで、一転して円安が進行。11月中旬から約4カ月間で円は79円台から95円台へと約15円超、下落した。今後も日銀の金融緩和姿勢が強まる見通し。SMBC日興証券の牧野潤一チーフエコノミストは「4~5月にかけて1ドル=100円の大台をつける」とみる。
≪GDP≫ 供給網寸断と消費低迷響く
東日本大震災直後、国内総生産(GDP)は大きく落ち込んだ。工場の被災で部品サプライチェーン(供給網)が寸断され、自動車の生産が一時ほぼストップしたほか、個人消費も国内全体で低迷した。
だが、急ピッチで工場の復旧が進んだ結果、2011年7~9月期には実質で前期比10.6%増(年率)と好転。復興需要も増えた。
しかし、欧米や中国経済の伸び悩みなど海外要因とともに、内需を支えてきたエコカー補助金の終了も響き、伸びは鈍化。12年4~6月期からは再びマイナス成長に転じた。