昨年の中国の対アフリカ貿易は前年比20%増の1984億ドル(約18兆7500億円)。対アフリカ投資は29億ドル(約2700億円)で前年比70%も増加したが、それに伴って摩擦も顕在化している。
ナイジェリア中央銀行のサヌシ総裁は今月、英フィナンシャル・タイムズ紙への寄稿で、工業製品を売って資源を搾取する中国の手法にふれ、「本質は植民地主義だ」と批判した。
疎遠になっていたとはいえ、中国にとってタンザニアは1960年代からの友好国だ。国内には毛沢東主導で建設されたタンザン鉄道が走っている。
昨年11月の共産党総書記就任以来、毛沢東の継承者を自任して求心力アップを進める習氏は外遊先でも毛沢東の威光を利用し、アフリカ掌握の足掛かりとして御しやすいタンザニアを訪れた可能性がある。