想像以上だった「シェール革命」 廃炉相次ぐ米原発 (2/3ページ)

2013.4.1 09:00

米北東部のペンシルベニア州ゼリエノプルにあるシェールガスの採掘場。米国中が開発ラッシュに沸き立ち、二束三文だった土地が、突然金のなる木に変貌しまくっている=6月25日(AP)

米北東部のペンシルベニア州ゼリエノプルにあるシェールガスの採掘場。米国中が開発ラッシュに沸き立ち、二束三文だった土地が、突然金のなる木に変貌しまくっている=6月25日(AP)【拡大】

  • シェールガスの掘削施設。左手奥に見えるのが貯蔵タンク=米ペンシルベニア州
  • 米ペンシルベニア州のシェールガス採掘場(AP)

 米国は世界最多の原発104基を抱えるが、大半は1980年代以前に建設された。改修費用は年々かさむ。規制強化も事業者の頭痛の種だ。米原子力規制委員会(NRC)は昨年、米国内の原発に対して福島第1原発事故を踏まえた安全対策の強化を命じている。

 さらに、米国ではシェールガス開発で安価な天然ガスを使った火力発電が急増し、原発のコスト競争力が相対的に下がっている。デューク・エナジーはクリスタルリバー原発の代替施設に、天然ガスを燃料とする火力発電所を検討中だ。

 長年稼働し地元のエネルギー需要や雇用を支えた原発の閉鎖は、地域経済に影響を与えずにはすまない。ドミニオンのトーマス・ファレル最高経営責任者(CEO)も「従業員の献身的な働きを思うと、実に厳しい決断だった」と唇をかむ。

 だが、「シェール革命」のうねりは「業界関係者の想像以上」(日系電力会社幹部)で、エネルギー政策の根幹も揺さぶる。オバマ政権は当初、「化石燃料の依存脱却」に向けて原発推進を強調し、昨年はジョージア州で34年ぶりに原発建設を認可した。

最近は「海外産原油の依存脱却」に“軌道修正”

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