韓国スマホ市場、飽和の兆し 新興国は毎年2桁の増加率を維持

2013.4.18 08:15

 スマートフォン(高機能携帯電話)の普及が急速に進む韓国は、2015年にも販売台数がピークを迎える可能性がある。米国調査会社のストラテジー・アナリティクスは、今年の韓国のスマホ販売台数が前年比8%増の3310万台となり、昨年の75%増から急減速すると予想。来年以降はさらに減速し、15年に3380万台でピークを迎えたあと、17年には3310万台程度に減少するとしている。現地紙の聯合(れんごう)ニュースが報じた。

 韓国のスマホ市場は10年に販売台数が前年比で約8倍増となるなど、爆発的に普及が進み、昨年は普及率が60%を突破したとされる。急減速について専門家は「人口5000万の市場では予想されたことだ」と述べ、市場飽和予想に対して冷静な見方を示した。昨年の増加も高速通信LTE対応機種の需要増によるもので、本来ならばすでに安定期に入っているとの見解だ。

 市場が飽和状態に近づいた韓国とは対照的に、インド、インドネシア、メキシコ、ブラジルなどの新興諸国では今後、17年までスマホ販売台数が毎年2桁の増加率を維持する見通し。サムスン電子など韓国スマホメーカーは、すでにこうした新興諸国での販売に注力している。

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