ロイヤル・グループのキット・メン会長は「雇用を創出し、国外からの投資を呼び込み、航空市場を活性化してカンボジア経済の発展に貢献する」と意気込みを語った。
同社は当面、格安便ではなく通常便に注力し、首都プノンペンと北西部シエムレアプ、南部シアヌークビルを結ぶ路線で運航を開始する予定。
以降は、西部バタンバン、北東部ラタナキリ、東部モンドルキリなどに、路線を順次広げていきたいとしている。来年はPALとの提携関係を生かして長距離国際線への進出も目指す方針だ。
同国では初となる航空会社間の競争について、カンボジア航空幹部は「カンボジアの観光市場は急速に拡大している」と述べ、2社が健全な競争を進めつつ共存できる需要はあるとの見解を示した。(シンガポール支局)