韓国の化粧品販売、輸出が輸入上回る 認知度高まり競争力増す

2013.5.2 08:00

 韓国製化粧品の国外販売が伸び、輸出額が急増している。韓国医薬品輸出入協会によると、同国の年間化粧品輸出額はこの3年間で平均30%の伸びを続け、2012年は10億7000万ドル(約1041億円)に達した。同年の輸入額は9億7800万ドルだったため、初めて輸出額が輸入額を上回った。現地英字紙コリア・ヘラルドなどが報じた。

 輸出額急増の背景にあるのは国外での需要の高まりだ。企業別の国外販売状況をみると、韓国の業界最大手アモーレ・パシフィックの国外販売は12年が4428億ウォン(約390億円)で2年前から66%増加した。また、10年に908億ウォンだったLG生活健康の国外販売も、12年は2月に日本の銀座ステファニー化粧品を買収した効果などによって2323億ウォンまで伸びている。

 専門家は、韓流ドラマやK-POPなどが国外で流行するとともに韓国の大衆文化への認知度が高まり、化粧品の競争力も増していると分析。「化粧品産業が国内需要に依存していた時代は終わり、現在は多くのメーカーで全体の販売に占める国外販売比率が10%を超えている」と述べ、今後も輸出の増加傾向は続くとの見解を示した。(ソウル支局)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。