産業用ロボット設置基準を緩和 人間との共同作業可能に (2/2ページ)

2013.5.8 07:00

国産の産業用ロボット出荷台数

国産の産業用ロボット出荷台数【拡大】

 規制改革会議では日本の規制も国際基準に足並みをそろえ、「既存の生産ラインにロボットを導入することで省人化や高速化が図れる」として、緩和を求めることでほぼ合意。月内にまとめる答申に盛り込む方向だ。これを受け、労働安全衛生法に関連する各種規則の見直し作業に着手する。

 こういった産業用ロボットの設置基準緩和は、日本の製造業の競争力を底上げし、停滞する設備投資を呼び戻す起爆剤にもなり得る。

 日本ロボット工業会によると、国産産業用ロボットの出荷台数は2003年に、輸出が国内出荷を上回り、11年には輸出が国内出荷の2.5倍に達している。日本メーカーがアジアなどに生産拠点を移すとともに、長引く不況で国内での設備投資を抑えたためだ。

 スマートフォン(高機能携帯電話)などで生産期間や商品サイクルも短くなる中、「ロボット導入が進めば、コスト競争力に貢献する」(大手メーカー)との期待が高まっている。

 富士経済の植田哲章主任アナリストは「製造ラインでロボットと人の共同作業が進むことで、国内製造業の回復につながる」と分析する。

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