英国では、増大し続ける偽装結婚などの不法滞在者や違法移民を排除するため、保守党政権となった3年ほど前から日本人を含む外国人へのビザの発給要件を厳しくした。
ただ、婚姻ビザをめぐっては裁判となっている事例も多い。婚姻ビザを含むビザ発給の未処理件数は実に32万件以上にのぼっていると伝えられており、出入国管理強化は新たな問題を引き起こしている。
英政府はこのため国境局を廃止し、内務省にその業務を戻すと先日、発表してはみたが、ビザ発給担当者の数が増えるわけではない。問題は解消されないとみられている。(ロンドン 内藤泰朗)