ベトナム、高速鉄道計画を修正 ハノイ近郊で50キロ試験的に建設 (2/2ページ)

2013.5.14 07:00

 ベトナム鉄道公社は、09年に日本の「新幹線」方式を採用した南北高速鉄道を新設する計画案を提出したが、巨額の事業費に反対意見が上がり、10年6月の国会で継続審議となったため、日本の国際協力機構(JICA)とともに事業計画の修正作業を進めてきた。

 ディン・ラ・タン運輸相は、ベトナム鉄道公社は20年まで在来線の整備に力を入れるべきであり、事業規模の大きい高速鉄道の新設計画については慎重に検討する必要があるとの考えを示している。

 JICAは20年以降に予定されている高速鉄道計画について、堅調な旅客需要が見込まれるフーリー-ビン間(全長234キロ)およびホーチミン-ニャチャン間(全長366キロ)の建設を優先することを提案。2区間の事業予算は総額406兆4130億ドンに達する見込みだ。

 現在、ベトナム国内の輸送能力に占める鉄道輸送の割合は旅客が4.1%、貨物が1.8%だが、ベトナム鉄道公社のヴーン・ディン・カイン元副社長は「20年までに鉄道セクターで旅客輸送の13%、貨物輸送の14%を担うという目標を達成するには既存の鉄道インフラでは難しい」との見解を語っている。(シンガポール支局)

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