インド鉄道貨物量、12年度10億トン突破 米露中に次ぐ4カ国目

2013.5.31 08:45

 インドの鉄道貨物量が2012年度(12年4月~13年3月)、史上初めて年間10億トンを突破した。鉄道省によると、12年度の鉄道貨物量は前年度から4000万トン増加し、10億1000万トンに達したもようだ。電力消費量が増加するなか、発電燃料となる石炭が4億6500万トンと貨物全体の46%を占めた。年間鉄道貨物量が10億トンを超える規模に達したのは、米国、ロシア、中国に次ぐ4カ国目となる。現地紙タイムズ・オブ・インディアが報じた。

 同国鉄道省は、成長率が5%台にとどまるとされる12年度の経済情勢を引き合いに出し、「低迷した経済状況を考えれば、貨物量の増加は大健闘と評価できる」と自信を深めている。

 しかし、インドの鉄道は設備の老朽化など課題も多い。蘭会計大手KPMGは、同国内のセメント需要が30年までに現在の倍になるほか、電力消費量も20年までに倍増すると予想。セメントや石炭の供給を滞らせないためにも、輸送網の充実が急務だと指摘している。

 同省は今後、主要貨物の石炭、セメント、食糧などの円滑な輸送を目指し、倉庫や積み替え用ターミナルといった鉄道関連施設の充実を図る方針だ。また、日本企業も関わるデリー-ムンバイ間の貨物専用鉄道の建設など、路線の拡大と高速化も目指している。(ニューデリー支局)

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