参院選でネット発信が多かった候補者の一覧【拡大】
山本氏の陣営は、公職選挙法で禁じられた不特定多数に選挙運動用メールを送るという事態もあったが、共同通信の出口調査によると、東京選挙区で無党派層の投票で最も多かったのは山本氏の20・8%だった。山本氏のツイッターを拡散する有権者が無党派層を中心に広がった。
「新しい民主主義の窓が開いた」とネット選挙解禁を歓迎した鈴木氏だが、負の側面を肌身で感じることになった。懸念された誹謗(ひぼう)中傷の渦中の人となったからだ。
鈴木氏は街頭活動中の14日に酔った女に襲われて負傷した。すると、山本氏の支持を訴えている人物がツイッターでつぶやいた。
「狂言か自作自演のたぐいではないか」
山本氏は街頭演説で「僕は鈴木さんを引きずり降ろしたい。放射能の拡散を予測する緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)のデータを僕たちに教えなかった」と訴え、鈴木氏が文部科学副大臣時に発生した原発事故の対応を批判した。
鈴木氏はホームページや動画で「デマ」「事実無根」と訴え、「堂々と政策で戦う」と宣言した。だが、「デマ」はツイッターでどんどん拡散。結果的に鈴木氏は12年間守ってきた議席を失った。
22日午前4時20分すぎ、ツイッターで鈴木氏は力なくつぶやいた。
「大勢の方々に応援いただきましたが、残念な結果となりました…」
◇
選挙運動でのネット解禁が及ぼした影響について検証する。