集中協議は25日も予定されており、日本はコメ、麦、牛・豚肉などを関税撤廃の例外とするように主張する方針だ。
交渉会合は25日午後、日本も含む12カ国の首席交渉官が共同記者会見し閉幕する。次回会合は8月下旬にブルネイで開かれる見込み。(コタキナバル 会田聡)
≪TPPの主な交渉分野と進捗状況≫
分 野 内 容
【協議が難航】
物品市場アクセス 鉱工業品や農産品の関税撤廃
知的財産(★) 特許のルール整備、模造品などの取り締まり策
政府調達(★) 公共事業への外資参入、入札規則の策定
電子商取引 ネットを通じた取引のルール整備
原産地規則(★) 関税減免の対象となる産品の基準
【進展】
貿易の技術的障害(TBT) 各国の安全規格などが貿易を妨げないようにするルール整備
投資 内外投資家の差別撤廃、投資家と国家の紛争解決(ISDS)条項
金融サービス 国境を越えた金融取引のルール整備
競争 カルテルの防止
制度的事項(★) TPP協定の運用を協議する委員会の設置
環境(★) 環境基準の安易な緩和防止
【すでに大筋合意】
電気通信サービス 通信インフラ運営のルール整備
貿易円滑化 税関手続きなどの簡素化
★=日本が今回から作業部会に参加した分野