インドネシアでは、2億4000万人の国民による内需が依然として経済を主導し、中所得層の拡大が国内消費の増加に貢献している。調査会社マッキンゼー・インドネシアの推計によると、2030年までに新たに9000万人が年間所得3600ドル(約35万円)超の中所得層の仲間入りを果たし、1兆8000億ドルの新たなビジネス機会が生まれる見込みだ。
HSBCはインドネシア製造業の400社以上を分析した結果、第2四半期の生産活動の拡大は「ごくわずか」であると報告。生産の伸び悩みについて、新規受注の弱さや天候との関連を指摘した。
インドネシア中央統計庁(BPS)によると、同国と欧州連合(EU)の1~4月の貿易額(石油を除く)は54億7000万ドルで、前年同期の60億5000万ドルから落ち込んだ。また第2四半期のPMIが改善したとはいえ、7月単月のPMIは50.7で、6月の51から後退している。
HSBCインドネシアの担当者は、7月の政策金利の引き上げはインドネシア市場にとって好材料であり、経済構造の改善につながると指摘した。同社は今年のインドネシアの経済成長見通しを、5.9~6.1%で据え置いている。(シンガポール支局)