10月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合を「大きな節目」として、ブルネイ会合での議論の進展に期待を寄せた。
ブルネイ会合では閣僚会合後、24~30日に首席交渉官会合を開き、年内妥結へ作業を加速する見込みだ。
ただ、年内妥結へのハードルは高い。日米など参加12カ国は先月のマレーシア会合で、利害が錯綜して難航する関税撤廃・削減の議論加速で合意した。
遅れて参加した日本は、ブルネイ会合で、初めて関税交渉に合流することになる。政府は関税撤廃・削減の最初の提案を関係国に伝達。コメなど農産品5分野の関税率を「未定」として相手国の出方を探りつつ、2国間交渉などで農産品5分野を例外とするよう求める方針だ。
鶴岡氏ら交渉団は20日に現地入りし、首席交渉官会合に備えるが、限られた時間の中でどこまで主張を反映できる。日本にとって「正念場」(甘利氏)となる。