業績不振に陥っているインド二輪車最大手ヒーロー・モトコープが大胆な戦略で巻き返しを図る。2020年までに世界50カ国に進出し、売上高で現在の2.5倍にあたる6000億ルピー(約9180億円)を目指す。現地紙インディアン・エクスプレスなどが報じた。
同社は10年12月に27年間にわたるホンダとの提携を解消して以来、国外での売り上げ拡大に注力してきた。今年7月にはケニアでも販売を開始し、現在はスリランカやバングラデシュ、コロンビアなど約10カ国に進出している。
同社のパワン・ムンジャル社長は「17年には全社売上高に占める国外市場の割合を10%に引き上げる」とし、まずは14年3月までにアフリカ、南米の数カ国に進出する予定だ。国外での需要に応えるため、メキシコに工場を設置する計画も明らかにした。
昨年度の年間生産台数は620万台で20年までの累計販売台数1億台を目指し、国内外に工場を20カ所設置するなど、生産拠点の拡充も図る。今年9月以降には新モデル12機種の投入も予定しており、国外進出を積極的に推し進めると同時に同国二輪車市場でのシェア5割奪還への意欲も示し、攻勢を強めていく方針だ。(ニューデリー支局)