インドネシアのインフラ整備が遅れている。同国のアルミダ国家開発計画庁長官によると、第2期ユドヨノ政権が発足した2009年に選定し、同大統領の任期満了となる14年後半までに完成させるとしたインフラ整備11計画のうち、4計画は完成が困難な見通しだ。現地紙ジャカルタ・グローブなどが報じた。
進行が遅れているのは、輸送インフラ整備が3件と住宅整備が1件。輸送インフラについては、有料道路1296キロの建設計画が現在までに296キロの完成にとどまるほか、一般道1万9370キロの建設計画が1万830キロ、鉄道954キロの建設計画が319キロの完成にとどまる。また、住宅整備に関しても、補助金対象の集合住宅650棟の建設計画に対し、完成済みは435棟となっている。
同長官は、整備遅れの最大要因は用地取得難だと指摘。「地方政府の取り組みが不十分なために土地問題の解決が長引き、整備の遅れにつながっている」と述べ、民間の投資を呼び込むためにも、地方政府はインフラ整備の魅力を高める努力をすべきだとの見解を示した。
同庁によると、同国の来年のインフラ整備は約187兆ルピア(約1兆6460億円)規模の見込みだが、政府予算は約130兆ルピアにとどまる。政府は不足分を官民連携事業など、民間参加で補う方針だ。(シンガポール支局)